9月21日(土)13時00分より、日報ホールにて、山梨大学ワイン科学研究センター、鹿児島大学農学部附属焼酎・発酵学教育研究センター、新潟大学日本酒学センターによる「第4回日本の酒シンポジウム」を2部制(第1部「講演会」現地会場およびオンライン、第2部「試飲会」現地会場のみ)で開催しました。
牛木辰男 新潟大学長
各センターの取り組みについての紹介
(左:鈴木 俊二 山梨大学ワイン科学研究センター長/教授、中央:玉置 尚德 鹿児島大学焼酎・発酵学教育研究センター長/教授、右:岸 保行 新潟大学日本酒学センター 副センター長/准教授)
第1部(講演会)
3年ぶりに新潟で開催された日本の酒シンポジウムは、「日本の酒類の文化と科学を世界へ!」をテーマに、日本の酒 最先端研究の発表では、原料栽培時の温暖化による高温の影響と対策や、醸造に関わる微生物のゲノム解析などの最新の研究が報告されました。
日本の酒 最先端研究の発表の様子
(左:青木 是直 山梨大学ワイン科学研究センター/助教、中央:二神 泰基 鹿児島大学焼酎・発酵学教育研究センター/准教授、右:宮本 託志 新潟大学日本酒学センター/特任助教)
基調講演は、宮城大学 食産業学群 分子調理学研究室 石川 伸一教授より、「フードテックは日本の酒の未来をどう変えるのか?」についてご講演をいただきました。代替タンパク質や培養肉、3Dフードプリンターなどを利用した様々なフードテックについてご紹介いただき、食文化(伝統)とフードテック(革新)をどのように融合するのか、そして日本の酒を世界中の人々にどうやって楽しんでもらうのかについて考える機会をいただきました。
石川 伸一 宮城大学 食産業学群 分子調理学研究室/教授
第2部(試飲会)
初めに各センターより提供される試飲酒の紹介があり、
試飲酒紹介の様子
(左:鈴木 俊二 山梨大学ワイン科学研究センター長/教授、中央:髙峯 和則 鹿児島大学焼酎・発酵学教育研究センター/教授、右:平田 大 新潟大学日本酒学センター 副センター長/教授)
その後、各センターから提供された多様なワイン、焼酎、日本酒を試飲いただくとともに、今年創業150周年を迎えるホテルイタリア軒の酒肴とのペアリングもお楽しみいただきました。
参加者からは「試飲会前の各センターからのプレゼンが大変良く、早く試飲したいという気持ちになった」、「解説つきで飲み比べられたので、知識だけではなく理解ができて満足だった」などコメントをいただきました。
また、第1部と第2部の間で、3大学の学生によるポスター発表を行い、活発な議論が交わされました。発表をした学生にとっても大変貴重な機会となりました。
県内外(国外を含む)からたくさんの方に参加いただきました。