高隈演習林は、四季折々の森林を教科書として、五感をフル活用し、具体的で実践的な活動をするためのフィールドです。ここでは、1年を通じて多くの学生が演習林に泊まり込み、集団生活を経験しながら野外で実習を行います。机上の知識と、実際の体験とをつなぎあわせることで、深い学びに導きます。 森林科学コースの学生は、およそ1週間単位の実習を卒業までに5~8回受講します。また、全国的にも珍しい、林業を専門的に学ぶ社会人を対象とした大学院生のフィールド演習も実施しています。

  

教育関係共同利用拠点(2014年度~)

1979年に始まった岩手大学との交換実習の長い歴史があり、2011年からは全国の演習林が協力して行う単位交換の「公開森林実習」を2科目開校しました。これらの実績を背景に2014年から文部科学書の「教育関係共同利用拠点」に認定され、文理系の分野を問わず、多くの 大学などの教育フィールドとして利用者を受け入れてきました。2018年に第二期として再認定を受け、林業教育分野、環境教育分野、防災教育分野動植物教育分野、さらには地域コミュニティの分野で教育をサポートしています。長崎大学教育学部、琉球大学農学部、志學館大学など、 全国各地の高等教育機関の演習林として活動の幅を広げています。

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