実績(平成29年度)

西日本工業大学・卒業研究(2018年1月6日~8日、2017年12月19日~21日)

 卒業研究の調査で来演されました。自然斜面における表層土層の強度試験と浸透特性に関する調査を、教員1名、学生3名、計4名にて林内にて実施。毎年この時期に調査に来られますが、学生さんは高隈の寒さと闘いながら、データ収集に努めます。今後もデータ収集の為に来演される予定とのことです。
  

中国・雲南農業大学「日本鹿児島大学へ赴く留学」・グローバル人材育成(雲南)研修
(2017年12月11日~12日)

  昨年の利用に引き続き2回目の来演となります。昨年のプログラムが好評だったそうで今年も同内容にて実施しました。
日本林業と日本の森林環境教育の2本柱にてプログラムは構成され、室内講義と現場見学の組み合わせとなっています。
講義中に「なぜ環境教育は必要なのか」というシンプルな質問があがり、日本と中国の環境の違いをお互いに学ぶこととなりました。
 2日目は近隣集落を散策し、桜島大噴火時の開拓によってできた集落の歴史や、今もなおそこに住み続ける人々の暮らし、特産品開発への取組み等を現地の人から見聞きし、特産品の焼き芋を試食しました。
 また演習林の土場では、丸太の値段の安さに皆さん驚いていました。林業従事者の待遇はどのようなものか、中国からの輸出材について等、雲南農業大学には林業に関する学部は無いとのことで、林業への質問も多かったです。
 最後の振り返りでは多くの学生が『講義と実習の組み合わせで学ぶことは初めてだったので、とても勉強になりました』『集団合宿が新鮮で楽しかった。』と2日間の感想を発表してくれました。                                 

















演習林のヤクスギ巨樹の森へ。
林内散策の始まりです。
















胸高直径を計測中。。。。
大人何人分だろう!?

















演習林の大人気スポット☆スダジイ☆








土場にて。
ヘルメットが似合いますね☆






大野原特産品、『つらさげ芋』の地域の共同干場です。
ずらーっとつらさげられた芋が並びます。
『つらさげ芋』をつくるには?苦労は?
芋生産組合会長さんが説明してくれました。
 







寒い日でしたが、山村の風景を楽しみながら
ぽくぽく歩きました。









集落の神社 大羽重神社(おおばえじんじゃ)へお参り。

         

長崎大学教育学部 井手弘人研究室 総合的な学習の時間における「知」の構築支援に関する実践(ゼミナールⅠ)
(2017年11月19日~22日)

 垂水小学校の総合学習に合わせて行うこちらのゼミ。今年度2回目の利用です。今回の総合学習のテーマは「きこりにチャレンジ!」です。演習林の技術職員が林業親方として、小学5年生の児童に林業を技術指導します。技術職員は林業親方として、長崎大生は林業の知識や要素を取り入れながら、総合学習としてこの授業を進めていきます。

 初めての間伐に挑戦し、高隈演習林教員から林業の基礎知識や日本林業が抱える問題を学びました。長崎大の井手先生からは小学校の社会科で林業の扱い方をきちんと踏まえて、どのような学びを児童たちにしてもらうか、総合学習としての今後の発展性を考えるようにと課題が出ました。学生はそれぞえの考えを共有し、議論し、自分たちなりの方向性を見つけて取り組んでいました。
 毎朝のお弁当作り、日中はめいいっぱい児童たちと学び、夜は遅くまで当日の振り返り・翌日の打合せ等、本当にハードな4日間でしたが、見事最後まで乗り切りました!「教員を目指す上で総合学習を改めて考える良い機会になりました。」と皆さんしみじみと振り返っていました! 
     









長崎大生、初めての間伐!受け口づくりに苦戦。。
明日は児童たちが実践するので、自分たちも予習!
 







スギの苗畑も見学。
「スギに種はありますか?」という質問がありました。
 








1班で1本、スギの苗を大事に大事に植えました。
「大きくなってね!」
 






林業歴30年以上の親方が児童にのこぎりの使い方を
丁寧に指導します。
児童たちも真剣!
 




いざ、児童だけで間伐!。
「思ったように切れないよー」
「のこぎりが斜めになってるよ!」
「交代しようか?」
班のメンバーで協力して間伐作業に取り組みます。
 







木が引っかかってしまうことも!
親方も一緒に皆で力を合わせて!そーれ!
 






林業女子登場!
玉切りした丸太を担いで山を下ります。
この丸太は薪ストーブの燃料になります。
 






今回の目玉は、樹齢101年杉、大径木の伐倒!
伐倒前に、お酒、お米、塩をお供えして
皆で神様にお祈りします。
 






遠くから伐倒を見守る児童たち。
いつ倒れるのかと、ドキドキしています。
この時チェーンソーも初登場!
 







1クラス37人全員が乗ってもまだまだ余る長さ!
樹高27m、直径60cmの大径木。
 

丸太の値段はいくらぐらい?の質問に職員が答えました。
児童たちがずーっと気になっていたこの話題。
「安すぎる―!!」
「林業は大変だね!」
との声も多かったですが、
最後には10人くらいの児童が「将来林業をしてみたい!」
と答えてくれました。楽しみにしています!

         

熊本県立大学 森林生態学研究室「環境共生総合演習」(2017年11月8日~10日)

 教員2名学生2名の計4名で来演されました。
針葉樹における樹幹形の計測ということで、樹齢の異なる3林分5本ずつ、スギ林で調査を行いました。場所によっては繁みが多いところもあり苦戦しましたが、調査本数をこなすほどに作業効率があがり、1日かけて無事終了しました。
 調査終了後は、演習林の施業現場に出向き高性能林業機械による林業を見学しました。    

 







まずは、樹木の先端から末端まで巻き尺を当てて、
樹高を計測します。







50cmおきに、直径を計測。
丸太が地面にくっついてしまうと、樹木に巻き尺を回せないこともあり、その都度職員がチェーンソーでカットしながら作業を進めます。








演習林で使用している高性能林業機械の見学。
実際に施業している現場も見学しました。
琉球大学農学部 亜熱帯地域農学科「卒業論文Ⅱ」(2017年10月11日~13日)

 琉球大学農学部亜熱帯地域農学科4年生の3名が共同利用セミナーを受講しました。実はこちらの3名、夏の実習でも本演習林に来ていましたが、さらに林業について学びたい、ということで今回も遠路はるばる沖縄からの参加となりました。
 前回は同世代メンバーで暑い屋外で共に汗を流しながら学びましたが、今回は林業事業体で働くプロの林業従事者と一緒に学びました。机上で資料をつき合わせて議論したり、地図や資料を使ってプレゼンしたりと、今回は思考重視の実習になりましたが、実際の林業現場の状況を感じることができたのではないでしょうか?また、夜の交流会では様々な世代の方とも交流することができました。    










それぞれ班ごとにグループワーク。









分かりやすいプレゼンに挑戦するのも大事な経験です。








社会人も学生も一緒になって意見を出し合う。
それぞれの視点が交差します。








1日の課題が終われば、林業のことはもちろん、
いろんな話題で盛り上がります。合宿形式ならではですね!
宮崎大学農学部 森林経済学研究室・卒業論文(2017年10月8日~9日)

  ここ数年で恒例になりました、鹿児島大学農学部森林政策学研究室との合同ゼミ。年に2回開かれており、今回が2回目になります。春の合同ゼミからの進み具合は、両研究室いかがなものだったでしょうか?それぞれの研究室の教員・学生から様々な意見やアドバイスをもらったことかと思います。卒業論文提出まであと半年弱!!皆さん頑張ってください!      

宮崎大学農学部 応用昆虫学研究室・卒業論文、特別研究(2017年10月7日~8日)

  宮崎大学14名、鹿児島大学農学部害虫学研究室24名、計38名で行われる合同研修会。昼は講義室にて両研究室とも発表を行い、夜は宿舎裏の広場で昆虫採集も行っています。一体どんな昆虫があつまるのでしょうか?夕食のバーベキューも楽しみの1つです。   










講義室にぎっしり人が座っています。









恒例のバーベキュー!





 



灯火による昆虫採集をしています。

          

九州大学農学部附属演習林/神戸大学農学部農学研究科(2017年9月26日~29日)

 2校合同にて、スギクローン検定林における葉の生理・形態を4日間に渡り調査されました。教員2名、学生3名、計5名の来演でした。梯子や、ツリークライミングにてスギ個体の上層と下層の枝を採取されたようです。残暑の厳しい中、大変だったかと思います。4日間お疲れ様でした。
          

鹿児島国際大学国際文化学部 生物学研究室・考古学・人間環境実習Ⅰ・Ⅱ、フィールドアクション
(2017年9月18日~20日)

  3年目の来演となります、船越先生が引率されるこの実習。いかに野生動物たちと出会えるか、楽しみな実習です。
今年はなんと!コテングコウモリを直に観察することができました。コウモリの実体を見れることは大変貴重な機会なので、全員注意深く観察しました。林内では、モグラのトンネルやイノシシ等の足跡等を発見することが出来ました。痕跡は見つけられてもなかなか捕獲することはを現さない野生動物ですが、センサーカメラにて野生動物を見ることが出来ました。
 この実習は今年が最後の利用となるそうです。またいつでも当演習林にお越しください。                    










まずは、植物についてフィールドに出て学習します。








いざ林内へ!
動物の痕跡を探して、
センサーカメラを仕掛けます。              








モグラの捕獲器を仕掛けてます。
ピンクのテープを目印につけておきます。
1匹でも捕獲したいところですが、今年は捕まるでしょうか?








うまくいけば、このアカメガシワトラップに
コウモリが寝ているはず。。。。。






なんと!1匹ですがコテングコウモリが居ました!
コウモリの印象が、変わりました!
(コウモリってかわいいですね)
※この後、山に放しました。







この3年間、毎年来てくれた学生も。
この実習は今年が最後となりました。
また、演習林に遊びに来てくださいね。
鹿児島女子短期大学 生活科学科・レクリエーション活動救助法Ⅱ「野外活動実習」
(2017年9月11日~13日)

   今回初めて、鹿児島女子短期大学の野外活動実習でご利用いただきました。教員5名、学生11名、計16名の来演でした。 鹿児島大学共通教育センターの福満先生指導の下、当演習林と近隣の大野自然学校にて2泊3日の野外活動を満喫されました。大野自然学校では野外炊飯やキャンプファイヤー、クラフト等々を体験。演習林では、ネイチャーゲームや、沢登りをされました。本格的な沢登りは皆さん初めてとのことで、最初は恐る恐る沢の中を進んでいましたが、しばらくすると楽しむ余裕が出てきました。沢の水も冷たく、気持ちよく沢登りができました。
 高隈には自然いっぱいのフィールドがたくさんあります!鹿児島県内で近いので、ぜひまたお越しください!                 









薪を使って火をおこして、
飯盒でごはんを炊きます。








近くの竹林から竹も切り出してきました。
自分で作るこの器で、ソーメンを食べます。
みんな必死です。                








キャンプファイヤー点火の時!
2名が代表して火を点けます。








沢登りスタート!
思ったより、水が冷たい!!








倒木をくぐり抜け、岩を乗り越えて、
皆で助け合いながら上流を目指します。








ゴール地点の滝へ全員無事到着!
お疲れ様でした!







夕日もきれいに見えました。
普段の生活ではあまり見ない風景ですね。

       
   

琉球大学農学部亜熱帯地域農学科・森林政策学実習(2017年9月3日~9日)

   昨年に引き続き今年も沖縄から来演されました、琉球大学農学部亜熱帯地域農学科の皆さん。
「昨年よりさらにパワーアップした実習にしたい!」と引率の大田先生の気合は十分!
そこへ「昨年の実習だけでは物足りない!」と、昨年の受講生3名も参加し、教員1名、学生17名、総勢18名の来演となりました。
 最初は昨年受講している4年生が、適宜3年生に指示を出しながら作業が進められました。要領を掴んでくると、3年生のリーダーが伐倒の指示を出したり、全体の休憩や雰囲気づくりも担っていき、頼りがいのあるリーダーに成長しました。
 今年はスタッフのアイディアで、のこぎりによる受け口選手権が開催されました。大田先生、技術職員が審査員となり、厳正なる審査のもと順位が発表され、上位入賞者が表彰されました。皆さんこの7日間でぐっと技術が身に着いたのではないでしょうか?
 そして今年は林内散策の時間もゆっくりとることが出来ました、沖縄の植生と全く違う高隈演習林をじっくり見てもらえたことかと思います。あいにく、天候が悪く枝打ちの作業は出来ませんでした。。。。来年度への持越しですね!
 日中は体力勝負の作業、夜は講義、濃密な7日間でした。本当にお疲れ様でした!また来年もパワフルな実習内容になるかと思いますが、高隈演習林一同お待ちしております!                         









まずは、伐倒の基本となる、受け口・追い口の作り方。
 何回も何回も繰り返し練習します。








いざ、間伐作業現場へ!
まずは準備体操! 太陽をいっぱい浴びて元気よく!               








コンパス測量。
まずは各班ごとに、エリア決め。









練習の成果が出てます!









傾斜がきつい。
こんなところが今回の実習現場。








林内から丸太の持ち出しは、人力で!
時にはロープを使って引きずり出します。








全員で丸太を担ぐ!
生木は重いんです。。。。









しっかり働いた後は、お弁当もしっかり食べましょう!








全員で引っ張る!
(伐倒木を狙った方向に倒す為にロープを引っ張っています。)









お肉を食べて鋭気を養ってます!







時間制限でメンバー交代!
同じ直径の丸太をいかに早く切れるか!
丸太切り3チーム対抗戦です。








受け口の角度はどう?
チームのメンバーにアドバイスをもらいながら、、、









真剣に採点する審査員(琉球大学:大田先生)








全員集合!
お疲れ様でした!
岩手大学農学部・暖帯林概論(2017年8月29日~31日)

   長年続く岩手大学・暖帯林概論。この実習は1979年から始まりなんと今年で38年目!岩手大学と本学の森林系コースの交換実習でもあります。
 まずは鹿児島大学郡元キャンパスで開講式が開かれます。その後桜島フェリーに乗り、桜島溶岩実験地や桜島ミュージアム等を見学して、専門ガイドから桜島の歴史や地質・植生を学びます。高隈演習林に到着すると、暖帯林の植生に関する講義、夜は鹿大生によるバーベキュー交流会が待っています。大学生同士、楽しい交流会となったようです。
 明くる2日目は演習林内の照葉樹林の散策。天気も良く日が指し、照葉樹がキラキラ光っていました。時折、葉のにおいを嗅いだり、実を食べてみたり(!)五感で照葉樹林を満喫しました。高隈演習林の施業現場も見学へ。岩手大学も素材生産が行われています。暖帯林と温帯林の施業現場の違いはあったでしょうか?
 3日目の早朝、世界遺産の屋久島へとフェリーで旅立っていきました。屋久島でも、めいいっぱい大自然を満喫したようです。また、来年もお待ちしております!                                                                                                                                     










晴天の桜島フェリー!









噴火によってできた溶岩を見上げて。         








鹿大生との交流会!









照葉樹林の中で講義。









高隈演習林に植えられているヤクスギ!









皆伐地施業現場へ。







フリートークの時間。
輪になって、みんなが感想を発表する時間。






〈屋久島編〉
 大川の滝






〈屋久島編〉
 淀川登山口




〈屋久島編〉
 登山道中
〈屋久島編〉
 黒味岳
〈屋久島編〉
 黒味岳

          

信州大学農学部 森林政策学研究室様(2017年8月21日~23日)

   信州大学から2名の学生さんが共同利用セミナーに参加されました。このセミナー、実は林業事業体の従事者(社会人)向けの講座ですが大学生も受講することができます。(しかも大学生は受講料無料ですよ!)
 現場で役立つ技術から事務に必要な知識まで、幅広い講義が半年かけて開かれるのですが、今回は、地形や森林路網整備に応じた高性能林業機械を用いた素材生産システムの実習と、産地市場や製材工場の実地見学を社会人の方と共に学びました。普段の授業とはまた一味違った経験ができたのではないでしょうか?                  










スギ林の列状間伐現場にて調査。









社会人の受講生と協力して調査データを収集しています。









交流会のおやつ?準備中。









今回は熊本へ現地見学へ。









高性能林業機械による施業を見学しました。

 
          

長崎大学教育学部 井手弘人研究室 総合的な学習の時間における「知」の構築支援に関する実践(ゼミナールⅠ)(2017年6月12日~14日)

  今年度も始まりました!垂水小学校5年生の「総合的な学習の時間」と長崎大学教育学部井手弘人研究室ゼミ(通称:井手ゼミ)が本日スタートです!この実習には鹿大の農学部生も参加。教育学部とのコラボ実習となり、お互いの専門分野を生かしながら取り組んでいきます。
 今回の活動内容は「森のたんけんたい」です。昨年の台風16号の爪痕が残る林内ですが、小学5年生の児童たちからすると恰好の冒険場所!少しくらいの崖崩れはどんどん登って行きます。今年は沢登りはできませんでしたが、最後に冷水谷へ行きました。ここは湧水によってできた池で、準絶滅危惧種のアカハライモリが生息しています。またシラスの壁からの湧き出る水を見ることもできます。児童たちは冷水谷に到着すると、次々に靴と靴下を脱いで、池の中に入って、水浴び!!
と、森のたんけんは面白くて不思議なことがいっぱい!次々と児童はいろんなことを発見します。その流れを妨げないように、学生は児童たちに問いかけながら、気付きを膨らませ、森の仕組みに気付くきっかけを与えていきます。これがなかな難しいのですが。。。なんとか、無事に3日間の実習を終えました!
 次回の来演は1月のきこりにチャレンジ!(林業体験)です。お待ちしております。                  

 







長大・鹿大初顔合わせ。
まずは、みんなで夕食を食べます。









山で見つけたフキの下ごしらえ。









明日からに備えて打合せ中。






いよいよ児童と森の探検!
何か見つけたのかな?
台風の跡や動物の痕跡、
森の中には、不思議な発見がたくさん!









あれは何??







演習林の巨木、スダジイ!
「大きいね~!登っていい?」
一目散に児童たちが駆け寄ります!







キャンプ場にて、待ちに待ったお弁当の時間!
皆で「頂きまーす!」







冷水谷へ。
「水が冷たくて気持ちいー」
今日一番の盛り上がりでした!







湧水をペットボトルに詰めて。
お家に持って帰って家族に飲ませてあげたい!とのこと。
美味しく飲んでくれるといいですね☆

        

志學館大学・フィールドで学ぶ環境科学(2017年6月10日~11日)

  昨年から引き続き2年目の利用となる志學館大学「フィールドで学ぶ環境科学」。昨年の影響で、今年は沢登りができない為、代替プログラムとして2つプログラムを取り入れました。樹木の同定と、木工です。林内散策時に様々な種類の葉と枝を採集。持ち帰って、講義室で図鑑と葉をにらめっこ。わずかな違いで種類が全く違ってきます。葉脈の付き方や葉の先まで細かく見ないと判別できません。難しいけれど、皆さん慣れてくると次々に樹木を特定していました。翌日は自分で見つけた樹木や、お気に入りの枝で鉛筆やコースターの作製。皆無心で一生懸命手を動かし、せっせと作品を作り上げました。気付けばなんと2時間以上も木工に熱中していました!!
 4名と受講生は少なかったですが、その分ゆったりと質問したり観察することができました。今回は専門機器も使って樹高計測にも挑戦してもらいました。普段の生活ではなかなか触れることのできない森林の中で、森林を取りまく環境や、日ごろの自分たちとの生活環境の繋がりについて考えてもらえたかと思います。              









林内散策道中にて
地層の勉強。









超音波樹高測定器を使って樹高の計測に挑戦!







冷水谷にて「アカハライモリ」発見!
※準絶滅危惧種です。








竹林で取れたてのタケノコ!
シンプルに焼いて味わいます。








葉の特徴から、樹木を特定します。
なかなか難しい。。。







皆さん無心で、
枝を鉛筆の形に削っています。







完成したオリジナル鉛筆☆
早速使っています。








1泊2日と短い時間でしたが、
じっくり高隈演習林を味わいましたね!
お疲れ様でした。

                 
   

宮崎大学農学部 森林経済学研究室(2017年4月8日~9日)

   今年度も共同利用が始まりました。一番目のお客様は、宮崎大学農学部森林経済学研究室の皆さんです。鹿児島大学森林政策学研究室のメンバーも合流し、今年度第1回目の合同ゼミがスタート。まずは卒業論文テーマ決めです。両研究室、それぞれ学生がプレゼンをし、質疑応答が行われました。改めて自分自身で研究テーマを見直し、研究計画も固まっていくかと思います。次回10月の合同ゼミまで皆さん頑張ってください!  
          

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