学べること(講義紹介):主伐期到来。再・造林時代がやってきた!
講義内容の紹介(その3)です。
全国の人工林の5割が、50年生以上になろうとしています。
新設住宅着工戸数は長期的に下降傾向にあるとはいえ、九州各県では盛んに主伐が行われています。
みなさんの現場ではどんな問題が出ていますか?
(写真はイメージです)
再造林(地拵・植付・下刈)のコストでしょうか。
それを担う人が足りない?
(高隈演習林の下刈省略・植栽密度試験地)
それとも、鹿による被害?
(イメージです)
何を植えていますか?
そもそも植えていない?
(高隈演習林のコウヨウザン林分。77年生)
あるいは、皆伐作業にともなうクレーム、所有者・近隣者との折衝でしょうか?
これに対しては、伐採事業者が自ら定める「伐採ガイドライン」はどうでしょうか。
チェックリストをもとに第三者が林地の状況を確認することで、
責任ある行動(仕事)をしているということを内外に示す、新しいルールです
宮崎県のひむか維森の会、鹿児島県素材生産事業連絡協議会などが取り組んでいます。
このチェックを、現場で模擬的にしてみます。
林業は山荒しではない、と宣言しましょう。
林業を持続的に営むために、この科目を提供します。
※紹介した内容は、科目「素材生産と再造林の課題」で触れる予定です。