カリキュラムについて
農学部・水産学部の他の学科(領域)との大きな違いは何ですか?
農学部・水産学部の他の学科(領域)とは、必修科目において、大きな違いがあります。国際食料資源学特別コースでは、農学系の授業科目と水産学系の授業科目の双方を必修科目として設定していますので、農学部に籍を置く学生も水産学系の授業科目を、また水産学部に籍を置く学生も農学系の授業科目を必ず履修することになります。また、これらの必修科目のなかには、英語で講義が行われる専門科目も含まれます。さらに、「国際経済論」、「国際関係法概論」、「国際開発学」など、グルーバル化する社会で活躍するにあったて不可欠となる文系的知識を養う授業科目の履修も必修となっています。詳細は、本HPの「カリキュラム」のページの1.必修科目をご覧ください。
「水産学系サブコース」で入学して、卒業時に、「学士(農学)」を取得することはできますか?
農学系サブコースに合格し入学した者は農学部に、水産学系サブコースに合格し入学した者は水産学部に籍を置くことになりますが、4年次の卒業プロジェクトを農学部または水産学部のどちらの教員の指導を受けるか等により、必要な場合、転学部を認める予定です。よって、水産学系サブコースに合格し入学した者であっても、転学部が認められれば、卒業時には、「学士(農学)」を取得することになります。
教職免許を取得することはできますか?
農学系サブコースでは、高等学校教諭一種免許状(農業)について、水産学系サブコースでは、高等学校教諭一種免許状(水産)について、課程認定を受けています。教職免許取得を希望する学生は、一年時より「教職履修カルテ」を作成し、計画的に単位修得を進めていく必要があります。
卒業後の進路について
「卒業後の進路」のページにある国際公務サービスとは、具体的にはどのような職業ですか?
国際公務サービスの項にあげた職種の具体例は次の通りです。
- 「国際公務員」・・・主として国際機関(国連(UN)、国際食料農業機関(FAO)、国連開発計画(UNDP)など)の職員を目指します。
- 「国際協力事業関連組織」・・・国際協力機構(JICA)の職員、JICA専門家、国際協力事業を請け負う国際開発コンサルタント、国際協力関連NGOの職員などを指します。
- 「青年海外協力隊」・・・政府開発援助(ODA)の一環として、JICAが実施する海外ボランティア派遣制度です。詳しくはJICAボランティアのHPをご覧ください。
- 「食料系公務員」・・・農水省の専門職員、農水省系研究所の研究員、農協(JA)の職員などを目指します。
これらの職業では、修士号取得が条件となることが多いので、大学院への進学を視野に入れながら、進路を考えていくことになります。国際食料資源学特別コースの教員の中には、こうした職業のOB/OGもいます。
「卒業後の進路」のページにあるグルーバルビジネスとは、具体的にはどのような職業ですか?
グローバル・ビジネスの項にあげた企業類型を以下に説明します。
- 「食料品貿易企業」・・・食料品の輸出入を主たる業務とする企業
- 「総合商社」・・・食料品のみならず、幅広い商品・サービスの輸出入貿易、ならびに国内における物資の販売を業務の中心とした企業
- 「グローバル食品企業」・・・日本の食品関連企業で、海外に支店を持つ、あるいは海外に販売展開しているなど、海外へもビジネス展開している企業
- 「外資系食品企業」・・・外国の資本が入っている食品関連企業(外資系食品メーカなど)
卒業後、どのようなかたちで食料関連分野に携わっていきたいかを、インターンシップなどの機会も利用しながら考え、進路を切り開いていきましょう。