

2025年3月10日(月)、鹿児島大学とJICA(国際協力機構)九州センターは、マダガスカル国でのコメの生産量増大を共同で進めるため、JICA海外協力隊の連携派遣に係る覚書を締結しました。署名式は、鹿児島大学の郡元キャンパスで開催され、鹿児島大学農学部から寺岡行雄学部長、JICA九州センターから後藤光所長が出席しました。マダガスカルでは、主食であるコメの生産が人口の増加に追いついておらず、コメの生産性を上げることが課題となっています。この覚書に基づき、JICA海外協力隊として鹿児島大学の国際食料資源学特別コースを含む学生ら計13名(長期派遣3名、短期派遣10名)が今後5年間にわたりマダガスカルに派遣され、コメの生産量増大に向けた協力を行います。具体的には、現地で国立農村開発応用研究センター(FOFIFA)に所属し、FOFIFA研究者のスキルアップ、新たな稲作技術の導入、農家への支援などに従事します。第1陣として、2025年8月から1名が2年間派遣される予定です。