改組の概要
大学院農学研究科と大学院水産学研究科の両研究科は、ICT化等による先進的スマート農畜林水産業を創出する人材や食の安全・品質保証・グローバル化に適応可能な人材の養成等、農学分野と水産学分野双方の高度な知識を有する人材養成に対応するため、既存の農学研究科の3専攻(生物生産学、生物資源化学、生物環境学)と水産学研究科の5分野(水圏科学、水産資源科学、食品生命科学、水産経済学、水圏環境保全学)を統合し、農林資源科学、食品創成科学、環境フィールド科学、水産資源科学の4専攻からなる 農林水産学研究科を平成31年4月に設置した。 再編によって農水融合型となる食品創成科学専攻では、南九州の地域生物資源を用いた新規食品創成と先端生命科学に基づく地域志向型人材の養成を目指し、同じく融合型の環境フィールド科学専攻では、環黒潮圏の陸域・水域に跨がるフィールドを活かした実践教育で環境科学を活かし、地域の課題解決に貢献する即戦力となる人材養成を目指す。これらの専攻では農学・水産学の各分野の専門領域の枠を超えて問題提起と解決能力を養う教育を行う。 また、従来の伝統的な農学と水産学の教育研究をコアとする二専攻(農林資源科学専攻及び水産資源科学専攻)についても,超スマート社会に対応した生産性革命を可能にし、イノベーションで地方創生を支援する、新たな人材養成を行うものである。