概 要

About a farm

◇特色

 本学附属農場は学内農場と県内の適地に立地する3農場の合計4施設からなる分散型農場です。 分散型農場の特徴は各農場がそれぞれの立地する地域の特性を生かした教育・研究を行うとこ ろにあり、したがって、地域に密着した選択が実習・研究の両面に生かされる機会を十分持ち 帰ることになります。

 学部の授業は大別して講義・実験・実習・卒業論文に分類されます。講義では基本的理念や理論 の体系付けが行われます。実験はそれを受けて分析や観察などを行います。それに対し実習は講義・実験で 得た知識・技術を具体的に農業の場において自らの体で実践することによって、生物生産の実際に立 脚した「農」の総合性が強調されます。実習の一部では学生一人一人に一定面積の圃場や作物 を与え、生産の全過程にわたって責任を持って観察・調査・管理を実行させることによって、上記の 講義・実験および実習の有機的な結合を体験させる方式をとっています。

 実習に当たっては、学生各人の個性を尊重し、その創造性を高く評価しつつ、農学・農業の進展に 寄与する有能な人材を養成することに究極の目的をおいています。将来の進路を決めるに当たって、すなわち、自分の適正分野を選択する際に、講義や実験より、実習の場こそが最も適した物差しとなります。 なぜならば、実習を通じてこそ真の農学に対しての自分自身の情熱と、期待される貢献度の見通しがつけ易くなるからです。。

 学部教育に加えて、昭和41年(1966)に大学院修士課程、昭和63年(1988)に大学院博士課程 が設置されるに及んで、農場が活用される機会は増幅されました。また平成9年度(1997)に行われた学部 ・学科の改組に伴って、農場の重要さは更に重くなっています。。平成10年度(1998)には,フィールド農学 の充実を目的とした「附属農場の将来構想」を策定し、これに基づいて平成18年農場組織の改組を行う とともに、実習体制を兼坦教員制に改めました。また、兼坦教員による「実習教育委員会」を設置し、フィ ールド農学の高度化を進めています。

◇沿革

  • 明治41年03月(1908) 勅令第68号により鹿児島高等農林学校が創設され実験実習農場設置(構内)
  • 大正元年11月(1912) 附属農場種子島牧場設置
  • 大正05年07月(1916) 附属農場唐湊果樹園設置
  • 大正07年10月(1918) 附属農場指宿植物試験場設置
  • 昭和19年04月(1944) 鹿児島農林専門学校附属農場と改称
  • 昭和21年02月(1946) 附属農場伊佐総合実験場設置
  • 昭和24年05月(1949) 法律第150号国立学校設置法により鹿児島大学農学部附属農場設置
  • 昭和31年03月(1956) 附属農場伊佐総合実験場廃止
  • 昭和43年03月(1968) 附属農場種子島牧場廃止
  • 昭和43年04月(1968) 附属農場種子島牧場を薩摩郡入来町に移転し、附属農場入来牧場と改称
  • 昭和46年04月(1971) 附属農場事務長制設置
  • 昭和51年07月(1976) 附属農場指宿植物試験場研究宿泊棟竣工
  • 昭和56年01月(1981) 附属農場研究実習棟竣工
  • 昭和56年09月(1981) 附属農場唐湊果樹園研究実習棟竣工
  • 昭和58年03月(1983) 附属農場動物飼育棟竣工
  • 平成10年09月(1998) 附属農場の将来構想を策定
  • 平成10年10月(1998) 教官併任及び農場実習等検討委員会設置
  • 平成11年04月(1999) 附属農場事務長制廃止及び附属農場事務の農学部事務部への一元化実施
  • 平成19年04月(2007) 施設主任制から植物・動物部門主任制へ変更、技術総括ポストの新設、実習
  •                教育委員会の設置と兼坦教員制の導入(附属農場規則の改正および実習教育
  •                に関する要項の制定)
  • 平成20年07月(2008) 附属農場事務の総務係及び業務係が事務係へ統合

◇組織


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