test-国立大学法人鹿児島大学農学部・大学院農学研究科

~水田機能を活かした環境に優しいサトイモ栽培法により収穫量の増量と優良種いもの生産を実現!~

農学部の遠城道雄教授(研究代表者)、中村正幸准教授、加治屋勝子講師らの研究グループは、平成28年度から農林水産省「革新的技術開発・緊急展開事業」(地域戦略プロジェクト)の事業採択を受け、「サトイモの優良種いも増殖および生産性向上」のための現地実証研究に着手しました。

鹿児島大学(研究代表機関)、南九州大学、鹿児島県農業開発総合センター、宮崎県総合農業試験場、鹿児島県大隅加工研究センターを中心に鹿児島県と宮崎県の普及担当機関、JA、生産者の協力を得て「湛水サトイモコンソーシアム(研究グループ)」を結成。新しいサトイモ栽培法である「湛水畝立て栽培」により、優良種いも増殖を図る実証研究に着手しました。

「湛水畝立て栽培」では、養分の吸収が高まり、気孔がよく開いて光合成が活発になることで、いも個数は約2割増収しました。また、土壌中の病原菌DNAを抽出して菌密度を測定する技術を開発し、病害いもが減少していることも確認できました。さらに、従来は廃棄していた親いもが利用可能になり、パウダーやペーストなどの一次加工品の試作に成功。冷麺や煎餅への加工も可能になりました。親いもの出荷や加工品の販売により農家所得の向上も期待できます。
このような水田の多面的機能を活用した栽培法は、これからの農業に大きく貢献できるものと期待されています。

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畝間(うねま)に水を掛け流すだけ の湛水畝立て栽培法      
 

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親いもを乾燥して一次加工したパウダー(左)と開発された冷麺(右)